こんばんはマロンおじさんです🌰
昨日でエッセイ「女性だった頃編」は終了しました。
その後の僕の時系列的なエッセイを書き始めるのはもう少し後にして、個別で書きたいと思っていたエピソードがいくつかあるので先にそちらを書いていこうと思います。
まず最初のエピソードは「トイレ」です。
僕のトイレ話は3パターンあります。
1つ目は女性だった頃の女性用トイレ。
2つ目は男性ホルモン注射を始めて男性化し始めた頃の多目的トイレ。
最後は男性化が安定してきた頃から現在までの男性用トイレ。
では今日は1つ目のトイレのお話から。
あなたは「女性だったんだから女性用トイレでのエピソードなんて別にないんじゃないの?」と思われますか?
それがあるんです。
僕が20代の頃、とあるアパレル店員をしていた頃でした。
服装はその店のクロップドパンツスーツを着て、ストッキング履いてパンプス履いて、髪も肩に付くほどまで伸ばしてたし、アイメイクと口紅だけですがメイクもしてました。
それなのにトイレで並んでいる時やトイレから出た時に、二度見されたり驚いた表情をされる事が多々ありました。
要はロン毛の男性に見間違えられるんです。
あの頃の僕は世界中のロン毛の男性を心底恨みました、男は短髪にせい!と。
また、髪をショートにしてからのほうが二度見の頻度は断然増えました。
トイレ以外でも、友達と喋りながら街を歩いていたらすれ違うときに二度見されました。
でも僕の声が聞こえて「あっ女だった!」そう言うのが聞こえた事もあります。
女性だった頃の僕の声は高めで可愛いかったので、人とすれ違う時は先手を打ってなるべく喋るようにしていました。
1人でトイレに入る時も咳払いをしながらなど、声を出すようにしていました。
極め付けは彼氏と手を繋いで歩いていた時です。
キャバクラの店先で呼び込みをしている若い男性に「お兄さんたち〜どうぞ来て!」と言われたことがあります。
この時はさすがに涙が滲みました。
涙の理由は覚えています。
「どうしてなんだろう、彼氏もいて手まで繋いでるのに、こんなに自分は女性のはずなのにどうして」
悲しくて悔しくてわからなくて、涙が滲んできました。
「泣くほどならいっそ、全然似合わないと思うけどスカート履いてみたらどう?」と、僕を笑わせようとして言った彼の言葉に反応してまた泣く始末。
彼の言う通り、僕はスカートが似合わない女性でした、もちろん自覚している、だからこそ履かないし、というか履きたくもない、でも男性に見間違えられるくらいならスカートの似合う女性になりたかった!
この時は流石に感情が溢れ出てしまいましたが、出掛ける時はいつも男性に見間違えられるかもしれないと過敏だったし、無意識でしたけど人の目にはとても敏感だったと思います。
必要以上に傷つかない為の自己防衛システムは24時間年中無休でスイッチONというわけです。
二度見なんてされ慣れてるんだ、慣れっこなんだ、よし大丈夫いつでも来い!と、構えていました。
女性だった頃どうしてこんなに男性に見間違えられたのか、その原因に気づいたのは奥さんでした。
僕が男性ホルモン注射を始めて男性化が進むにつれ、ショートカットから刈り上げに髪型を変えた時です。
四角く男性的なおでこがあらわになったんです。
ついでに眉間と眉毛の部分が盛り上がっている。
これは僕の父親譲りそのもので、男性ホルモン治療の成果では全くない。
父親似、遺伝なわけで昔から自分の顔として見慣れていたので、まさかこれが男性の特徴的な箇所の一つだという事に気づきもしませんでした。
ほら!女性のおでこって丸いんだよ、と自分のおでこを見せる奥さん。
「ボーイッシュな女性なんて世の中たくさんいるもん。声だって高くて可愛かったし、男っぽくなんて全然してなかったのに。男性に見間違えられたのはその「おでこと、そのボコって出てる部分」のせいだったんだよ!」
スカートうんぬんではなかった!
このおでこが原因だったなんて完全に盲点でしたが、長年の謎が解けた素晴らしい瞬間でした。
〜2つ目のトイレにつづく〜
さてLINE絵文字作成の様子に参ります。
必要枚数に達するのはまだ少し先ですね笑
今週末の三連休でまとまった時間が取れるので、そこで申請までやろうと予定しています。
今日も最後まで読んでくれてありがとうございました。
明日は2個目のトイレのお話です、ぜひ読みにきてくださいね☺️
では、良い夜を✨
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